Classici giapponesi con furigana
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げんだん
幻談・観画談 他三篇
幸田 露伴
Leggi 幻談・観画談 他三篇 (げんだん) di 幸田 露伴 (こうだろはん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 80.544 caratteri · 161 schermate
もとより真の已達の境界には死生の間にすら関所がなくなっている、まして覚めているということも睡っているということもない、坐っているということと起きているということとは一枚になっているので、比丘たる者は決して無記の睡に落ちるべきではないこと、仏説離睡経に説いてある通りだということも知っていなかった。またいくらも近い頃の人にも、死の時のほかには脇を下に着け身を横たえて臥さぬ人のあることをも知らなかったのだから、吃驚したのは無理でもなかった。
老僧は晩成先生が何を思っていようとも一切無関心であった。
□□さん、サア洋燈を持ってあちらへ行って勝手に休まっしゃい。押入の中に何かあろうから引出して纏いなさい、まだ三時過ぎ位のものであろうから。
ト老僧は奥を指さして極めて物静に優しくいってくれた。大噐氏は自然に叩頭をさせられて、その言葉通りになるよりほかはなかった。洋燈を手にしてオズオズ立上った。あとはまた真黒闇になるのだが、そんな事をとかくいうことはかえって余計な失礼の事のように思えたので、そのままに坐を立って、襖を明けて奥へ入った。やはり其処は六畳敷位の狭さであった。