Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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のちのなりひらぶんじ

後の業平文治

三遊亭 円朝

Leggi 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 109.545 caratteri · 216 schermate

Aozora Bunko

ように預かり置け、友之助立てえ」

其の儘(まゝ)駕籠に乗せて本材木町の番屋を指(さ)して出て往(ゆ)きました。お話別れて、此方(こちら)は文治の宅、母は九死一生で、家内の心配一方(ひとかた)ならず、折(おり)から訪れ来(きた)る者があります。

「えゝ頼む」

森松「やアこれは/\何方(どなた)かと思ったら藤原様、どうも大層お立派で……お萓(かや)様も御一緒ですか宜(よ)うおいでゝございます」

藤「お母様(ふくろさま)は」

森「いやもう、お悪いの何(なん)のじゃアございません、何(ど)うも今の様子じゃおむずかしゅうございますな」

藤「なに、むずかしい、そんなら少しも早く奥へ」

森「どうか此方(こちら)へ……旦那え、藤原様と御新造(ごしんぞ)様がおいでになりました」

文「おゝそうか、さア此方へ、やア何(ど)うも暫く、お萓か、よくおいでだ」

両人「お母様が大層お悪いそうで、さぞ御心配でございましょう」

文「はい/\有難う、今度は些(ち)とむずかしかろうよ」

藤「それは何(ど)うも、併(しか)し私(わたくし)どもの顔が分りましょうか」

文「いや少しは分りそうだ、兎も角も此方へ……お母様(っかさま)、藤原氏(うじ)がまいりました、お母様、分りましたか、お萓も一緒に……」