Classici giapponesi con furigana
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のちのなりひらぶんじ
後の業平文治
三遊亭 円朝
Leggi 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 109.545 caratteri · 216 schermate
処は勿論、食物(くいもの)もございませんから、進退いよ/\谷(きわ)まりました。その辺(あたり)を打見ますと、樵夫(きこり)の小屋か但しは僧侶が坐禅でもいたしたのか、家の形をなして、漸(ようや)く雨露(うろ)を凌(しの)ぐぐらいの小屋があります。
町「たとえ此の山奥で餓死(うえじに)するとも野天(のでん)で自殺は後日の物笑い、何者の住(すま)いかは知らぬが、少々お椽(えん)を拝借いたします、南無阿弥陀仏/\」
と静かに坐を占めまして、何方(どっち)が江戸か分りませぬが、
町「亡(な)き御両親様、此の身が此の世に出でし幼き時より、朝夕の艱難苦労(かんなんくろう)あそばしてお育て下さりました甲斐もなく、無事で亡き魂(たま)をお弔(とむら)い申すことも適(かな)いませず、人も通わぬ山奥でむざ/\相果(あいはて)るとは、何(なん)たる不孝でございましょう、くれ/″\もお許し下さいまし、たま/\御両親のお鑑識(めがね)にて、末頼もしき夫を持ちましても、運拙(つたな)くして重なる不幸、今頃何処(どこ)に何(ど)うしておいでなさるやら、但しは山賊のためにお果てなされしか、私(わたくし)は不幸にも斯(か)かる深山(みやま)に流浪の身、一粒の米もなければ居所もなし、此の儘餓死(うえじに)いたすでございましょ