Classici giapponesi con furigana
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のちのなりひらぶんじ
後の業平文治
三遊亭 円朝
Leggi 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 109.545 caratteri · 216 schermate
仔細あり、評定所(ひょうじょうしょ)に於(おい)て再吟味仰付(おおせつ)くる」という御沙汰になりました。この評定所と申しますのは、竜(たつ)の口の壕(ほり)に沿うて海鼠壁(なまこかべ)になって居(お)る処でございますが、普通のお屋敷と格別の違いはありませぬ。これは天下の評定所でございますから、御老中は勿論将軍家も年に二度ぐらいはお成(なり)になるという定例(じょうれい)でございます、即(すなわ)ち正面の高座敷(たかざしき)が将軍家の御座所でございまして、御老中、若年寄(わかどしより)、寺社奉行、大目附(おおめつけ)、御勘定(ごかんじょう)奉行、郡(こおり)奉行、御代官並びに手代(てだい)其の外与力に至るまで、それ/″\席を設けてあります。業平文治が数人の者を殺しながら、評定所に於て再吟味になると云うのは全く義侠の徳でございます。
九
月番御老中を始め諸役人一同列座の上、町奉行石川土佐守殿がお係でございまして、文治を評定所へ呼込めという。
同心「当時浪人浪島文治郎、這入りましょう」
と白洲の戸を明けて、当人の這入るを合図に又大きな錠を卸(おろ)しました。