Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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のちのなりひらぶんじ

後の業平文治

三遊亭 円朝

Leggi 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 109.545 caratteri · 216 schermate

Aozora Bunko

と一同静まり返って居ります。

十七

文「うむ、聞済んでくれるか、頼みと云うは外(ほか)ではない、只今御吟味中に一寸(ちょっと)小耳に挟(はさ)んだ事だが、先役人(せんやくにん)の妾(めかけ)に子供が有るそうじゃな」

と云いかけますと、三四人の荒くれ男が思い出したように立上り、面相変えて駈出しました。

文「これ/\待てっ」

三人「何(なん)ですか」

文「何(なん)だじゃない、仮令(たとい)夫は非道な扱いをしたにもしろ、女子供に罪はない、その婦人と子供に少しでも手を出す者は棄置かぬぞ、夫が殺されて見れば嘸(さぞ)その女子供が難儀するであろう、義として助けなければ成らんから、拙者を其の妾の宅へ案内してくれぬか」

一同「えっ、旦那、あんな奴を助けるのですか、私(わっち)やア面(つら)を見るのも小憎らしい」

文「いや、坊主が憎けりゃ袈裟(けさ)までというのは人情だが、そこが文治が一同への頼みじゃ、何(ど)うか気を鎮めて聞済んでくれ」

×「然(しか)し旦那、彼女(あいつ)め以前江戸にいる時分にゃア、同じ悪党仲間で随分助け合ったものですが、此の島へ来て平林の妾になってからは、一緒になって非道なことを為(し)やがって、義理も人情も知らねえ悪婆(あくば)でござんすぜ、何(ど)うで生かして置いたからって