Classici giapponesi con furigana
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せいかくひはんのもんだい
性格批判の問題
豊島 与志雄
Leggi 性格批判の問題 (せいかくひはんのもんだい) di 豊島 与志雄 (とよしまよしお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 7808 caratteri · 16 schermate
芸術家には女性的分子が多いからというのではない。女性に於ける感情の高調は、男子に於ては心意の燃焼に相応する。心意の燃焼のうちに、創作の一つの秘鑰がある。この時、清澄なる三人称的批判を取失わない者こそ、傑れた芸術家であろう。
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正しい批判は、物を曲げて見ることはない。曲ったものを真直に見ないだけのことである。一つの人物性格を捉える時、それに附随する事実の歪曲を認識するだけのことである。
これに関連して、芸術的構成ということが問題となってくる。
ポール・ヴァレリーは、詩作の筆をたって二十年間、数学殊に幾何学を研究した。それから珠玉のような名篇を書いた。彼は幾何学から芸術的構成を学んだのである。芸術的構成は、文学の形式などという手前のものではなく、もっと奥の方のものである。奥という言葉が悪ければ、もっと本質的なものである。言葉の重量、理知の明暗、感情の母線や子線、性格の凸凹面など、そういうものの認識の上に立つ表現方法を意味する。
私はここに、或る建築家の歎声を思い出す。オフィスを主とする高層建築などは、眼をつぶっていても出来るし、コンクリートの家ならば、片眼をつぶっていても出来るが、木造の小住宅に至っては、いくら両眼を見張っていてもまだ足りない、というのである。