Classici giapponesi con furigana
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かいじんとしょうねんたんてい
怪人と少年探偵
江戸川 乱歩
Leggi 怪人と少年探偵 (かいじんとしょうねんたんてい) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 36.648 caratteri · 74 schermate
そして、手ばやくポケットから、ピストルをとりだすと、ピッタリと、小林君の胸に、ねらいをつけました。
「手をあげるんだ。へんなまねをすると、ぶっぱなすぞっ。そのままじっとしているんだ。きょうは、ひとまずひきあげる。じゃまするやつは、だれであろうと、ようしゃはしない。ピストルのたまがおみまいするのだ。いいか」
怪人はピストルをかまえながら、ジリッ、ジリッと、あとずさりをはじめました。
そのときです。入口のドアがサッと開きました。そして、シューッという、はげしいおと。怪人の手から、ピストルが宙にはねあがり、床にころがりました。
怪人がびっくりしてふりむきますと、明智探偵がニッコリわらって、立っていました。手には小がたのピストルをかまえています。
明智のうったピストルのたまが、怪人のピストルにあたって、宙にはねあがったのです。
たいしたうでまえです。怪人の手をすこしもきずつけないで、ピストルだけを、うちおとしたのです。めったにピストルなんかつかわないのですが、いざつかうとなれば、明智はこれほどの名人でした。
「こんどは、きみが手をあげるばんだよ。でないと、こいつが、きみの心臓のまんなかを射ぬくからね。