Classici giapponesi con furigana
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
Leggi 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.130 caratteri · 422 schermate
「これをごらん。ぼくの手をごらん。きみたちがぼくをどうかすれば、このハンカチが、ヒラヒラと窓の外へ落ちていくのだよ。」
見ると、明智の右の手首が、少しひらかれた窓の下部から、外へ出ていて、その指先にまっ白なハンカチがつままれています。
「これが、あいずなのさ。すると、あの子どもは駅の事務室にかけこむんだ。それから電話のベルが鳴る。そして警官隊がかけつけて、ホテルの出入り口をかためるまで、そうだね、五分もあればじゅうぶんだとは思わないかね。ぼくは五分や十分、きみたち三人を相手に抵抗する力はあるつもりだよ。ハハハ……、どうだい、この指をパッとひらこうかね、そうすれば、二十面相逮捕のすばらしい大場面が、見物できようというものだが。」
賊は、窓の外につきだされた明智のハンカチと、プラットホームの小林少年の姿とを、見くらべながら、くやしそうにしばらく考えていましたが、けっきょく、不利をさとったのか、やや顔色をやわらげていうのでした。
「で、もしぼくのほうで手をひいて、きみをぶじに帰すばあいには、そのハンカチは落とさないですますつもりだろうね。つまり、きみの自由とぼくの自由との、交換というわけだからね。