Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かいじんにじゅうめんそう

怪人二十面相/少年探偵団

江戸川 乱歩

Leggi 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.130 caratteri · 422 schermate

Aozora Bunko

」

今西刑事はあまりのことに、明智探偵の正気をうたがいたくなるほどでした。

「ぼくに少し考えがあるのです。」

明智は、すまして答えます。

「考えがあるといって、そういうことを、一個人のあなたが、かってにきめてくださってはこまりますね。いずれにしても賊とわかっていながら、逃がすという手はありません。ぼくは職務としてやつを追跡しないわけにはいきません。やつはどちらへ行きました。自動車でしょうね。」

刑事は、民間探偵のひとりぎめの処置を、しきりと憤慨しています。

「きみが追跡するというなら、それはご自由ですが、おそらくむだでしょうよ。」

「あなたのおさしずは受けません。ホテルへ行って自動車番号をしらべて、手配をします。」

「ああ、車の番号なら、ホテルへ行かなくても、ぼくが知ってますよ。一三八八七番です。」

「え、あなたは車の番号まで知っているんですか。そして、あとを追おうともなさらないのですか。」

刑事はふたたびあっけにとられてしまいましたが、一刻をあらそうこのさい、無益な問答をつづけているわけにはいきません。番号を手帳に書きとめると、すぐ前にある交番へ、とぶように走っていきました。