Classici giapponesi con furigana
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
Leggi 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.130 caratteri · 422 schermate
」
弾丸がはいっていないと聞いて、赤井は不満らしい顔をしましたが、ともかくもポケットにおさめ、
「じゃ、すぐに青山墓地へ出かけようじゃねえか。」
と、うながすのでした。
「いや、まだ少し早すぎる。七時半という約束だよ。それより少しおくれるかも知れない。まだ二時間もある。どっかで飯を食って、ゆっくり出かけよう。」
乞食はいいながら、小わきにかかえていた、きたならしいふろしき包みをほどくと、中から一枚の釣り鐘マントを出して、それをやぶれた着物の上から、はおりました。
ふたりが、もよりの安食堂で食事をすませ、青山墓地へたどりついたときには、トップリ日が暮れて、まばらな街燈のほかは真のやみ、お化けでも出そうなさびしさでした。
約束の場所というのは、墓地の中でももっともさびしいわき道で、宵のうちでもめったに自動車の通らぬ、やみの中です。
ふたりはそのやみの土手に腰をおろして、じっと時のくるのを待っていました。
「おそいね。第一、こうしていると寒くってたまらねえ。」
「いや、もうじきだよ。さっき墓地の入り口のところの店屋の時計を見たら七時二十分だった。あれからもう十分以上、たしかにたっているから、今にやってくるぜ。