Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かいじんにじゅうめんそう

怪人二十面相/少年探偵団

江戸川 乱歩

Leggi 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.130 caratteri · 422 schermate

Aozora Bunko

二度、三度、ボタンをおしていると、内部にパッと電燈がともり、人の足音がして、ドアのハンドルが動きました。

ああ、さすがのインド人も、とうとう運のつきです。訪問者がおそろしい警官とも知らず、ノコノコ出むかえにやってくるとは。

中村係長は、建物の中にいるのは、ふたりのインド人だけと聞いているものですから、ドアがひらかれると同時に、おどりこんで、犯人をひっとらえようと、捕縄をにぎりしめて待ちかまえていました。

ところが、ドアがパッとひらいてそこに立っていたのは、意外にも、黒いインド人ではなくて、見るからにスマートな日本人の紳士でした。

年のころは三十歳ぐらいでしょうか。ひきしまった色白の顔に、細くかりこんだ口ひげの美しい紳士が、折り目のついた、かっこうのいい背広服を着て、にこにこ笑いながらこちらを見ているのです。

「あなたは?」

中村係長は、めんくらって、みょうなことをたずねました。

「ぼくは、ここの主人の春木というものですが、よくおいでくださいました。じつは、ぼくのほうからお電話でもしようかと考えていたところです。」

ますます意外なことばです。さすがの警部もキツネにでもつままれたような顔をして、