Classici giapponesi con furigana
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かいじんにじゅうめんそう
怪人二十面相/少年探偵団
江戸川 乱歩
Leggi 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.130 caratteri · 422 schermate
」
支配人は、もう怪盗をとらえたような鼻息です。
「よろしい。きみがそれまでに言うなら、いっさいまかせることにしよう。じゃ、ひとつ、そのにせものを、あのわくの中へつみあげてみようじゃないか。」
主人もやっとなっとくして、それからふたりがかりで、ほんものとにせものをとりかえました。
「おお、りっぱだ。形といい色つやといい、だれがこれをにせものと思うだろう。門野君、こりゃうまくいきそうだね。」
大鳥氏は、わくの中につみあげられた、にせものの五重の塔をながめて、感じいったようにつぶやきました。この取りかえのさいには、例の赤外線装置をとめて、ピストルが発射しないようにしておいたことは申すまでもありません。
「それじゃ、ほんもののほうを、ふたりで、すぐ床下にうずめることにしようじゃないか。」
今では、主人の大鳥氏も大のりきです。
ふたりは、できるだけ物音をたてないように注意しながら、部屋のまんなかの畳をめくり、その下の床板をとりはずしました。
「くわも、ちゃんと用意してまいりました。」
支配人は、最初にもちこんでおいた、長いふろしき包みをひらいて、一丁のくわをとりだしますと、いきなりしりはしょりをして、床板の下の地面におり立ちました。