Classici giapponesi con furigana
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かいとうおう
怪塔王
海野 十三
Leggi 怪塔王 (かいとうおう) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 167.635 caratteri · 337 schermate
命はおしくないが、このような秘密基地のあることを、わが海軍に知らせるまでは、死んだり俘虜になってはいけない」
このとき小浜兵曹長は、海岸に翼をぶっつけて壊れてしまった愛機の中に、まだ無電装置だけは壊れずにあったことをおもいだしましたので、それを使って至急艦隊へ知らせようと、踵をかえして、のこぎり山をかけおりました。
どんどん走って、壊れ飛行機の上にとびのり、無電装置をいじってみますと、天のたすけか、うまく働くではありませんか。
兵曹長は、しきりに艦隊の無電班によびかけました。すると、ひょっくり応答がはいってきました。
「おお、小浜兵曹長からの無電だ。小浜はもう海中に墜ちて死んだかとおもっていたのに、ちゃんとこっちを呼んできたぞ」
無電班は、おどろいたり、よろこんだり。
5
孤島から、小浜兵曹長がうった無電は、艦隊無電班をたいへん驚かせました。
それから双方はしばらく、無電をさかんに打ちあいました。
「貴官は今、どこにいて、なにをしているのか」
と、小浜兵曹長にたずねますと、
「自分は怪塔を見失い、嵐の中をむちゃくちゃにとびまわり、ついに無人島らしきところに不時着し、翼を折った。