Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

かいとうおう

怪塔王

海野 十三

Leggi 怪塔王 (かいとうおう) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 167.635 caratteri · 337 schermate

Aozora Bunko

2

攻撃機は編隊飛行もあざやかに、白骨島を離陸して、空中にとびあがりました。

編隊長機からは、塩田大尉が無電をもって、二番機と三番機にひっきりなしに命令をつたえています。

「総員、戦闘配置につけ」

二番機では、無理にのった帆村探偵は、操縦席についている小浜兵曹長のうしろに、できるだけ体を小さくして、つかまっています。はげしい風が、帆村探偵の鼻や口を真正面からひどくおしつけ、そのくるしさといったらありません。

「二番機は、丘の上を向こうへこえて反転、怪塔ロケットの前面を上空から押さえろ。三番機は、編隊長機につづいて、怪塔ロケットを襲撃!」

命令とともに、二番機はただちに編隊列をはなれました。そして導火線の埋っている丘の上空をとびこえて、やがてあざやかな反転にうつりました。

そのとき塩田大尉の編隊長機と三番機とは、全力をあげ、ほとんど垂直上昇で、進みくる怪塔ロケットの上に出ました。

そこへ怪塔ロケットは、もうもうたる白いガスを尾部からふき出しながら、舞いおりてきました。黒人が知らせてきたとおり、怪塔王はいよいよ丘の上に近づいて、白骨島爆破の導火線を磁力砲の力で点火しようという考えとみえます。