Classici giapponesi con furigana
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かいとうおう
怪塔王
海野 十三
Leggi 怪塔王 (かいとうおう) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 167.635 caratteri · 337 schermate
怪塔王は歯をくいしばり、さらに下舵をとって、怪塔ロケットの頭を下げ、向こうへ逃げようとしましたが、そのとき、
「待っていたぞ。小浜兵曹長はここにおる。青江のかたきだかくごしろ!」
と、小浜機が正面からつきかかってきました。怪塔王は磁力砲をそっちへ向けましたが、それはすぐはねかえってきました。
「ざ、残念! わしの発明したあべこべ砲で、こうもひどくやられるとは!」
怪塔王は、まっ青になりました。もうのがれる道はないかと下を見れば、ちょうどいいあんばいに、例の丘のうえをすれすれにとべば向こうへぬけられそうです。
「うん、しめた。あの道一つだ!」
と、舵をひねって、ひゅーっと燕のように丘の上にまいさがり、いまそこをとおりすぎようとしたとき、丘は天地もくずれるような大爆音もろとも爆発してしまいました。空は一面火のかたまりです。下からふきあげる岩や泥は、まるで噴火山のようでありました。怪塔の胴中が、まっ二つに折れたところだけは見えましたが、それから先どうなったかわかりません。焔と煙とが、すべてを包んでしまいました。
4
怪塔王の最期!
白骨島の爆発は、なおもそれからそれへとつづき、天地はいよいよくらく、地獄のような火は島の上を炎々と焼きこがしていきます。