Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かいとうおう

怪塔王

海野 十三

Leggi 怪塔王 (かいとうおう) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 167.635 caratteri · 337 schermate

Aozora Bunko

さっそく円筒のなかに首をひっこめ、蓋をがたがたしめようとしますが、あわてているので、なかなかうまくしまりません。

「おい、こら。ちょっと待て」

と、階下から来た怪塔王は言いました。

「へーい」

三人の黒人は、蓋を頭の上にのせたまま、また首を出しました。

そのとき黒人は、心のなかで、「おや!」と思いました。それは怪塔王が、へんな服を着ているからでありました。それはいやに長くすそをひいた、だぶだぶの外套みたいな服でありました。それは黒人たちが、はじめて見る服装でありました。

(先生は、へんな服を着ているぞ)

と、三人が三人ともそう思いました。

「こら、お前たち。あの警報ベルがなっているのが聞えるだろうな」

「は、はーい」

「あれはお前たちも知っているとおり、この塔の一部がこわれたのを知らせているのだ」

「はい、はい」

「このままでは危険だから、塔をはやくうごかさにゃあぶない」

「はあ、そのとおりです。私どももさっきからそれを申していましたので……」

「じゃあ、すぐうごかせ。よく気をつけてうごかすんだぞ」

「先生、どっちへ塔をうごかしますか」

「うん、それは――」

と怪塔王はちょっと考えて、