Classici giapponesi con furigana
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かいきいっせきばなし
怪奇一夕話
岡本 綺堂
Leggi 怪奇一夕話 (かいきいっせきばなし) di 岡本 綺堂 (おかもときどう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 8745 caratteri · 18 schermate
但し我が幽霊も昔は自由に暗夜を出没し得られたのであるが、これも江戸時代の画家のさかしらで、焼酎火の如きものを燃やすことになったのである。
こういうわけで、外国や支那の幽霊は千古不易(?)であるにも拘らず、日本の幽霊界は江戸時代に一種の革命を経て、総ての様式を改めたものと認められる。したがって、江戸中期以後の幽霊を標準として、その以前の幽霊を揣摩臆測してはならない。我国といえども、昔の幽霊は支那式であったことを記憶して置く必要がある。その点に於て三遊亭円朝作の「牡丹燈籠」の幽霊が鬼火を照らさずして牡丹燈籠をたずさえ、而も駒下駄の音をカランコロンと響かせて来るなどは、支那小説の翻案によるとは云え、明かに復古趣味であるとも云い得るのである。
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幽霊はここらで消えることにしよう。也有の句にこんなのがある。
傘持たで幽霊消ゆる時雨かな
幽霊も時雨に逢っては堪らないと見える。夕立に逢ったらいよいよ驚くであろうと思いやられて可笑しくもなる。そこで、今度は妖怪変化について少しく考え出してみたい。幽霊以外の怪物はすべて妖怪変化と認めてよいのであるが、外国語で云うモンスターは日本語でいう妖怪変化の部類には編入し難い。