Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

かいきじんぞうとう

怪奇人造島

寺島 柾史

Leggi 怪奇人造島 (かいきじんぞうとう) di 寺島 柾史 (てらしままさし) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 43.159 caratteri · 87 schermate

Aozora Bunko

「や、山路君。……く、口惜しい」

「しっかりしろ」

「おなじ、東洋人に、や、やられるとは、……く、口惜しい」

「陳君! か、讐は討ってやるぞ。しっかりしろ」

「た、たのむ……。もう、僕は、だ、駄目だ……」

陳君は、僕の手を、かたく握り締めたが、しだいにその力が失われ、ぐったりとなってしまった。

「しっかりしろ」

僕は、猛然と立ち上った。

「何故、罪の無い陳君を射殺したのだ」

豹のような水夫は、ピストルを、僕の胸板に突つけたまま、

「陳の奴は、油断がならねえからやっつけたのだ。小僧、てめえだけは、たすけてやろう」

「いや、断じて妥協はせんぞ。陳君の讐を討ってやろう」

「ハハハハハ。無手で、このピストルに立向うつもりかい。いくら、日本の少年でも、そいつはいけねえ。乃公に降伏しろ」

「黙れ! 日本男児の、鋼鉄のような胸を、射貫けるものなら、討ってみろ」

「ハハハハハ。慈悲をもって、たすけてやろうとおもったが、陳と一緒に、冥途へ往きていなら、一思いに眠らしてやるさ。観念しろ」

豹のような水夫は冷笑をうかべて、ピストルの引金に指をからませた。

と、このとき、何処からか、不意に、