Classici giapponesi con furigana
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あしのうら
怪奇探偵小説名作選7 蘭郁二郎集 魔像
蘭 郁二郎
Leggi 怪奇探偵小説名作選7 蘭郁二郎集 魔像 (あしのうら) di 蘭 郁二郎 (らんいくじろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 109.233 caratteri · 223 schermate
扁平足のもの、地踏まずのハッキリしているもの、その地踏まずの凹んだところに、痩せた人で腱の出る人、痩せていても腱の出ない人……親指が中指より長い人、短かい人、指の揃っている人、開いている人……
中でも、これは景岡秀三郎の大発見だと思われるのは『足の指紋』です。これは手の指紋と同様、十本が十本皆同じの人、というのは彼の経験では一人もないのでした。
凡らくこれは大発見、と同時に又、景岡秀三郎の身を危く滅ぼす基でもあったのです……。
というのは、その発見をすると、景岡は、もういままでの熱心な観察をフッツリとやめてしまって、うっとりと寝椅子に寝ころんだ儘、しきりに何か考えごとをしていたのです。
景岡秀三郎は殺人を計画していたのでした。
実は妙な話ですけどそんな差し迫った殺人の必要もなかったのですけど、……無い事もありませんでした。というのは景岡秀三郎は、こんな廃頽趣味であることからも解るようにとても妙に偏屈なとこがあって、一度斯う――と思いつめたら蛇のように執拗なところがあるのですが、その気持が、この素晴らしいトリックを思いつくと同時に、急に燃え上って来たのでした。