Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かいせいガン

怪星ガン

海野 十三

Leggi 怪星ガン (かいせいガン) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 113.544 caratteri · 227 schermate

Aozora Bunko

なぜなら、三根夫は頭からガン人の首のつくりものをかぶっているので、これは三根夫が口をひらいても、つくりもののほうは口をあけないから、すぐあやしまれてしまう。

そのかわり、三根夫は、れいの写真機と、録音機を中にひそませた四角い箱をさかんに活用して、生産されつつある兵器の写真をとり、また職工たちがしゃべっていることばを録音した。

この広い兵器工場を見終ったときには、三根夫はすっかりくたびれてしまった。それで動く道路のそばにしゃがみこんでハイロに、しばらく休ませてくれといった。

すごい動力室

ハイロは笑って、

「それでは、これをたべなさい」と、青い飴玉のようなものを二つ、三根夫の手のひらにのせてくれた。

「これは、なあに」

「くたびれが、一ぺんにとれる薬です」

「それはありがたい。しかしこんなものを頭からすっぽりかぶっているから、たべられやしない。どうしたらいいかしらん」

「ははあン。それなら、わしの身体のかげで、そのかぶりものをぬいで、大急ぎでたべなさい」

「なるほど。それじゃあ頼みますよ」

三根夫は、ハイロのかげでガン人のお面を脱いだ。せいせいした。青い玉二つを口の中へほうりこみ、それからついでにと思って、お弁当に持ってきたパンをむしゃむしゃ。