Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かいせいガン

怪星ガン

海野 十三

Leggi 怪星ガン (かいせいガン) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 113.544 caratteri · 227 schermate

Aozora Bunko

ハイロは、前後へ気をくばりながら三根夫の手をとって、環状橋の上を進む。

三根夫のほうは、注意をこの吊り橋と天井の構造にすっかり気をうばわれてそのほうへきょろきょろといそがしく目を走らせている。

(あッ、あそこに階段がある。やっぱりそうだ。あの階段をのぼると、天蓋の外へでられるんだな)

構築物は、みんなおなじ色をして、おなじ明かるさに照らされているので、よほどそばまでいかないと、階段や曲がり角や広間があることがわからない。なるほど、これでは下界から見あげても、天井や吊り橋などが見わけられないはずだ。

「ハイロ君。はやくあの階段をのぼろうじゃないか」と、三根夫はずんずんと足を早めた。

「あ、お待ちなさい。これから先が危険なんですよ。あの階段の下までいったあとは、ぜったいに、声をださないこと、それから足音をできるだけたてないこと、だまって上まであがり、それから一分間外を見てそれからまただまっておりてくるのですよ。いいですか」

「わかったよ、ハイロ君」

天蓋の頂上

ハイロと三根夫は、あたりを警戒しながら階段に近づいた。さいわいに、誰もいないようすである。

「いよいよ、ここから階段をのぼりますが、ぜったいに声をだしてはだめですよ、いいですか」