Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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きょうりゅうとう

恐竜島

海野 十三

Leggi 恐竜島 (きょうりゅうとう) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 98.662 caratteri · 199 schermate

Aozora Bunko

「そうか、それゃ残念だね、こっちへ来たらつかまえてやろう、おい、こっちへ追い出してくれよ」

「そうはいかない」

「ダビットの小父さん。大きい、お魚ですか」

「うん。ポケットの中のパンくずをとりにきた奴なんだ。大きさは一センチ位かな」

「なあーんだ。じゃあ、食べられる心配はありませんね」

「ないとも、明日のおかずにとってやりたいところだよ」

ダビットは元気がいい。

「あ、なんだこれは」

「どうしたい、玉太郎君」

今度は玉太郎だ。

「ちょっと、あ、これ、なんだろう」

「たこでもとったかい」

ダビットだ。

「いや、ちがう、ケン小父さん、ちょっと、これなんでしょう」

「これじゃ僕にもわからないよ、どうしたんだい」

「今、手にあたったものがあるんです」

「だから何がさわったんだよ、じれったいなあ」

ダビットが近づいて来た。ケンも近づいてきた。

「あ、痛い、あケンか」

二人は暗闇の中でおでこをぶっつけあった。

「もう少し強くぶつかると、眼から火が出るところだった」

「その火で見とどけようという寸法だったのかね」

「小父さん、これです。僕の手にさわって、ええ、それ、ね、なんでしょう」

「ぬるぬるしているね」