Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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きょうりゅうとう

恐竜島

海野 十三

Leggi 恐竜島 (きょうりゅうとう) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 98.662 caratteri · 199 schermate

Aozora Bunko

ちっとは、つつしめ」

「おお、そうだった。何、私はパリの下宿で寝ているのだと、ばっかり思っていましたので、飛んだ感違いでした。ごめんなすって」

「いいから、油断をするなってことよ。おいっフランソア、お前もそうだぞ」

「ええ、わっしは前々から、ここにこうしてがんばっておりまさあ、もしも恐竜がこの穴から飛び出るようなことがあったら」

「どうしようというのだ」

「ただ一発のもとに」

「お前もフランソアと同じように、脳味噌が少し足りないか。頭の組み合せがゆるんでいるらしいな」

「そんなことはありませんや」

「恐竜にさとられたら、それこそ俺たちは生きちゃいられねえんだ。虎口に入らずんば虎児を得ずっていう東洋の格言があらあ、俺たちはキッドの財宝を得るために恐竜の穴に入ったんだ。大冒険なんだぜ、命がけの探検なんだぜ。どうもお前たちは、俺のこの気持がわからねえんでいけないよ。第一……」

「おっと、モレロ親分、恐竜様のお出ましだ」

今度は眼ざとく気がついたフランソアが、モレロの腕をひっぱった。

「おっと」

モレロは頭を両腕でかかえこむと、小さくなって岩のすみに身体をひそませた。ラルサン、フランソアの勇士も、もちろん大将モレロにしたがって、小さくなった。