Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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きょうりゅうとう

恐竜島

海野 十三

Leggi 恐竜島 (きょうりゅうとう) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 98.662 caratteri · 199 schermate

Aozora Bunko

「よろしい、そこで休もう。お茶の時間を開くことにしよう」

それを聞いただけで、玉太郎の腹がぐーぐー鳴った。のども、いやになるほど鳴った。

ラツールはその缶を二人のあいだにおいた。

「どれでも気にいったのをたべたまえ。すこし塩味がつきすぎているものがあるかもしれないがね。それから、君がたくさんたべすぎても叱らないよ」

ラツールは笑って缶の中をさした。

玉太郎がのぞくと、空缶の中には、りんごとオレンジが四つ五つ、肉の缶詰のあいたのが二つばかり、それに骨のついた焼肉がころがっていた。すばらしいごちそうだ。

「ポチにたべさせるものはないでしょうか」

玉太郎がたずねた。

「ああ、ポチならあっちでよろしくやっているよ。あれを見たまえ」

ラツールのさす方を見れば、なるほどポチが帆の向こうがわで、ひしゃけた缶の中に頭をつっこんで、しきりにたべていた。

暴風雨来る

ラツールが苦心をして拾いあげた食料品を、玉太郎は世界一のごちそうだと思いながら、思わずたべすごした。

「どうだ、塩味がききすぎていたろう」

「いや、そんなことは分りませんでしたよ」

みんな海水につかっていたのだ。