Classici giapponesi con furigana
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きょうりゅうとう
恐竜島
海野 十三
Leggi 恐竜島 (きょうりゅうとう) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 98.662 caratteri · 199 schermate
「ポチ。ポチ」
玉太郎は愛犬の名を呼び、口笛をくりかえし吹いた。だが、どうしたわけか、ポチは姿をあらわさなかった。玉太郎は、モンパパ号の上でも、椿事の前にポチの姿が見えなくなったことを思い出して、不安な気持におそわれた。
密林の奥
「また。ポチがいなくなったって。なあに、だいじょうぶ。硝石なんか積んでいたモンパパ号とちがって、これは島なんだから、爆発する心配なんか、ありゃしないよ」
ラツールは、なまぐさいおくびをはきながら、そういって、空になった椰子の実を足もとにどすんとすてた。
なるほど、そうであろう。しかしこの広くない島にしろポチは何にひかれて単身もぐりこんでしまったのであろうか。
「さあ、そこで第三の仕事にうつろう」
「こんどは何をするんですか」
「火がなくて、沖合へのろしもあげられないとなれば、いやでもとうぶんこの島にこもっている外ない。そうなれば食事のことを考えなければならない。何か空腹をみたすような果物かなんかをさがしに行こう」
「ああ、それはさんせいです」
「多分この密林の中へはいって行けば、バナナかパパイアの木が見つかるだろう」
「ラツールさんは、なかなか熱帯のことに、くわしいですね。