Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
きょうりゅうとう
恐竜島
海野 十三
Leggi 恐竜島 (きょうりゅうとう) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 98.662 caratteri · 199 schermate
「リーフへのしあげちまったって」伯爵がいまいましげに舌打ちをした。
「お前ら、海へはいってボートを、リーフから下ろしてくれ」
「とんでもないことでございますよ」
と、水夫のラルサンが、かぶりをふった。
「そんなことをいわないで、はやく海へはいってボートをおしあげてくれ」
「あっしゃ、鱶という魚がきらいでがんしてね。あいつはわしら人間が海へはいるのを一生けんめいねらっているんです。はいったところをぱくり。もものあたりから足をくいとられたり、お尻の肉をぱくりとかみ切っていったり。えへへ、なんでしたら閣下が鱶へ食糧をおあたえなすっては……」
ラルサンは皮肉をとばす。
「鱶にくわれる方が、恐竜に食われるよりは、ましだというのかい」
伯爵も負けずにやりかえした。恐竜といったが、それはラルサンたちの胸へ、ぎくりと大きくひびいた。
「恐竜がどうしたんで……」
「どうしたといって、わしらがボートで出たあと、海中からとつぜん恐竜が現われ、船は沈没してしまった」
総督閣下
その翌日から、恐竜島はにぎやかになった。
前夜の危難と恐怖と疲労とで、身も心もへとへとになった探検団員も、朝になると元気をとりもどして、一人また一人とおき出で、肩をならべて沖合に難破しているシー・タイガ号をさしては、昨夜のおそろしい思い出話に時間のすぎていくのもわから