Classici giapponesi con furigana
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わがじんせいかん
我が人生観
Leggi 我が人生観 (わがじんせいかん) di Sakaguchi Ango (坂口 安吾) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 8326 caratteri · 17 schermate
生きているのが、いつも精いっぱい、ふくらみすぎてオボツカナかったのにくらべると、死ぬ時の方がよっぽど単純で清々していたらしいや。鎌倉四十七士が義に勇み、仇討ちにでかけることはないなア。
おまけに相手が女の子たった一人。自由都市鎌倉の地に於ては、新憲法以来、男の子が殺気立っているらしいや。
「どうも、女という奴は……」
鎌倉の山々の杜から、男という男の咒いが妖雲となって、立ちのぼっている。
「カンベンならねえ」
しかし、あなた方が円覚寺へ参禅したって元のモクアミだが、女はすでに竜と化していますぞ。女は元々気魄も猛く、武術の心得も深いものだ。殺人剣を会得していることも事実であるし、天性血を好み、闘争を好み、寄らば斬ろうと待ち構えているものだ。男子の剣術に於ては、刀をヤッとふり下せば頭をきろうとするにきまっている。頭を用心すればタクサンなのである。女の剣術はそんなものではないですぞ。ヤッと頭を斬る如くにして足を払っているかも知れぬ。否、剣が斬る、同時に、彼女の足は諸君の睾丸を蹴あげ、口中から針がとびだして目玉を突いているのである。鎌倉四十七士ごとき、とうてい敵ではない。