Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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わがあいするしじんのでんき

我が愛する詩人の伝記

室生 犀星

Leggi 我が愛する詩人の伝記 (わがあいするしじんのでんき) di 室生 犀星 (むろうさいせい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 116.728 caratteri · 231 schermate

Aozora Bunko

中身は赤飯だといっても、留守中は誰方様からの贈り物があっても、うけられませぬと、女中さん(例の別嬪の)が気の毒そうに言い訳しながら、つき戻した。何だ、赤飯だからよさそうなものなのにと、私なぞに見せぬ手剛さがあることを知った。

後の日に迢空は切角の赤の飯を食べそこねましたと、上方なまりで詫て言われた。では、来年はうけとって下さいと私は言ったが、翌年の春に持って行ったかどうか、今はおぼえていない。

昭和十三年の頃、小笹功の主幹で古典研究の雑誌『むらさき』が出ていて、小笹功の主会で私の家で迢空に「ものを聞く」ことになったが、後で銀座に出て行きつけの当時のカフェに三人で行った。迢空にはそういう場所に興味がないらしく、それが判ると、すぐそのカフェを出た。その短かい時間にその店の階段を昇降した印象的な迢空は、茶色の鳥打をかむり同じ茶の服を着ていられた。その日の山小屋での吟行。

雪ふるといひしばかりのひとしづか  犀

更に十夜も過ぎて膝寒ム      迢

みなさんによろしくといひ梅日和   犀

犬の吼えたつ小路縦横       迢

金沢や白山吹の薬店         犀