Classici giapponesi con furigana
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かたきうちふだしょのれいげん
敵討札所の霊験
三遊亭 円朝
Leggi 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 125.950 caratteri · 249 schermate
太「はい誰方え」
山「あの揉療治をなさる一徳さんは此方でございますか」
太「はい一徳の宅は手前だが何方だえ、此方へお這入んなさいまし」
繼「少々承まわりとう存じますが、一徳さんのお年は幾つでございますえ」
太「何だ障子越しに己の年を聞くと云うのは何だ……御冗談や調弄では困ります、此方へお這入りなさい」
山「はい、あなたは何でございますか、額に疵がございますか」
太「何だ……左様でござる、手前は額に疵も有りますが、何方でげすえ」
山「えゝ、元は榊原様の御家来で、お年は四十一でいらっしゃいますか」
太「なんだ……はい私の年まで知っていて、面部に疵が有ると仰しゃるのは何方のお方でございますえ」
山「お名前は水司又市でございますか」
太「はい何方だえ」
と水司又市と云う名を聞くや否や山之助は一刀を抜くより早く、がらり障子を明けながら、
山「姉の敵い…」
と一声一生懸命の声を出して無茶苦茶に切込んで来る。続いてお繼が、
繼「おのれ親の敵覚悟をしろ」
と鉄切声を出した時には不意を打たれて驚きましたが、
太「これ何を致す、人違いをするな」
と云いながら傍に有りました今戸焼の蚊遣火鉢を取って打付けると、火鉢は山之助とお繼の肩の間をそれて向うの柱に当って砕け、灰は八方に散乱する。