Classici giapponesi con furigana
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かたきうちふだしょのれいげん
敵討札所の霊験
三遊亭 円朝
Leggi 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 125.950 caratteri · 249 schermate
様にしなさい、左様じゃアないか、何でも身を大切にして帰って来てくれんければ困りますぞ、縦えあゝは仰しゃるが、二人で居たから密通と思召すに違いない、密通もせぬに然う思われては残念と刃物三昧でもすると、お父様お母様に猶更済みませんぞよ、必ずとも道中にて悪い物を食して、腹に中らぬ様にしなさるが宜いのう、お照」
と五月になるお照の身重の腹を、重二郎に持って居ります扇でそっと突かれた時は、はッとお照は有難涙に思わず声が出て泣伏しました。
十一
山平も面目なく、
山「何共申訳はござらぬ、重々不埓至極な事拙者…」
重「いゝや少しも不埓な事はござらん、国表に於て又市が何んな事を為るか知れん、万一重役を欺き、大事は小事より起る譬喩の通りで捨置かれん……お父様お母様へも書置を認めるが宜い……硯箱を持って来な」
きん「はい」
重「硯箱を早く」
きん「はい」
重「何んだ是は、松魚節箱だわ」
きん「はい」
と漸く硯箱を取寄せて、紙筆を把らせましても、お照は紙の上に涙をぽろ/\こぼしますから、墨がにじみ幾度も書損ない、よう/\重二郎の云う儘に書終り、封を固く致しました。