Classici giapponesi con furigana
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
Leggi 新書太閤記 (しんしょたいこうき) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 187.841 caratteri · 376 schermate
まわし者だ」
驚いた群集は、こけ転んで、逃げちりながら、各※(二の字点、1-2-22)の手にもらった物を、魔符のように、おぞ毛をふるって捨ててしまった。
演舌していた首魁者らしい僧は、勝家の手に縛りあげられ、逸はやく逃げたほかの三名も、そこここで捕まった。
「や。あのお武家は?」
と、市に躁いでいた庶民が、信長のすがたを信長と知ったのは、勝家が捕えた法師を、町なかの寺院の門前まで引っ立てて行ったからであった。
そこには、騎馬の家臣七、八名に、なお多くの徒歩の家来が、ひそやかに、信長の帰りを待ちもうけていた。
万一のため、市の附近に、あちこち立っていた御小人たちも集まると、かなりな人数になり、縄目の法師四人を、列の後につれて、やがて稲葉山の城門へかくれて行った。
一刻ほど後。
信長は湯殿からあがって、さわやかな顔を、岐阜城の一室に見せていた。
「蘭丸、笄をかせ」
濡髪のほつれへ手をやりながらいうと、小姓の蘭丸は、うしろへすり寄って、
「おなでいたしましょうか」
「む、む」
と、頭をまかせ、信長は、やや上気した面を、燭に上げていた。
侍臣がつたえたとみえて、頃をはかっていた勝家が、それへ、