Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ふたばていよだん

新編 思い出す人々

内田 魯庵

Leggi 新編 思い出す人々 (ふたばていよだん) di 内田 魯庵 (うちだろあん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 215.401 caratteri · 427 schermate

Aozora Bunko

が、美妙斎と思案と紅葉とがそもそもの創立者であったのは第一号に載ってる百名近くの社員の面々が各々紹介者があるに反して、三人に限って紹介者がないのでも明らかである。ツマリこの三人が硯友社の創立発起人でありかつ無限責任者であったが、如何なる理由があった乎して美妙斎は創刊匆々無限責任を忘れて忽ち分離してしまった。

尤も両雄並び立たずで、紅葉は本より美妙の指揮を仰ぐを欲しなかったろうし、美妙は一歩を先んじて乗出した一日の長を頼んでいたに相違なく、ドチラにも同感すべき事情があったと思うが、左に右く紅葉の政治的才幹が硯友社を結束し、美妙が忽ち背いて孤立したのが二者の成功を著るしく懸隔さした一つの原因であった。

文庫創刊当時の硯友社員は殆んど百名近くを算した。その中には一時大阪で盛んに人気を湧かして弦斎以後の全盛を極めた渡辺霞亭の旧名朝霞や、不幸にして早世して今では殆んど忘れられた慶応出身の小説家井上笠園や、達摩の蒐集家として奇名隠れなかった理学士西芳菲山人の名が見える。が、紙面に載ってるのは尽く匿名だから、誰が誰であるか今では模索しがたい。が、万更楠の藁人形らしくもなかったので、今なら大方後援者とか維持会員とかいうような連中であったろう。