Classici giapponesi con furigana
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ふたばていよだん
新編 思い出す人々
内田 魯庵
Leggi 新編 思い出す人々 (ふたばていよだん) di 内田 魯庵 (うちだろあん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 215.401 caratteri · 427 schermate
『読売新聞』を牙城とした紅葉は堀紫山を幕僚と頼んで三面及び文芸欄は思うままに主宰した。春陽堂には前田曙山が座し、博文館には大橋乙羽が控え、『新小説』も『文芸倶楽部』も硯友社の統轄に帰した。あまつさえ後藤宙外は早稲田を出ると紅葉幕下に参じ、硯友社の客将として主宰する『新著月刊』を硯友社の新版図に献じた。当時の紅葉は四方の書肆文人来貢すという勢いであった。随って傘下の硯友社員は各々その拠る処を得て勢力を張った。
が、この勢力は他の文人が各々孤立していたと反して団体的に築き上げたのだから、これと拮抗する他の団体が生ずれば自然に気勢を削がれるのは当然であった。果然、万年上田博士が帰朝して赤門派が崛起すると硯友社の勢威が幾分か薄くなった。続いて早稲田派が新旗幟を建つるに到って、硯友社は復た更に幾分か勢力を削がれた。幸いこの二派は硯友社の秀才に取って代るだけの創作家を出さなかったから当分はなお創作壇の選手権を握っていたが、紅葉門下の風葉鏡花が徐々流行児となり掛けた頃には硯友社の勢力は最早峠の絶頂を越していた。それからいくばくもなく紅葉が多年の牙城たる『読売』