Classici giapponesi con furigana
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ふたばていよだん
新編 思い出す人々
内田 魯庵
Leggi 新編 思い出す人々 (ふたばていよだん) di 内田 魯庵 (うちだろあん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 215.401 caratteri · 427 schermate
は隅から隅までを反覆細読していた。(二葉亭は『倫敦タイムス』『ノーウ・オウレーミヤ』『モスコー・ウェドモスチ』等の英露及び支那日本の外字新聞数十種に常に眼を晒らしていた。『外交時報』は第一号から全部を取揃えて少しも座右から離さなかった。)
かくの如く全力を傾倒して国際問題を鋭意研究したのは本と本と青年時代からの夙志であったが、一時人生問題に没頭して全く忘れていたのが再燃したには自ずから淵源がある。日清戦争の三国干渉の時だった。或る晩慨然として私に語った。「日本はこれから先き世界を対手として戦う覚悟がなけりゃアならん。東洋の片隅に小さくなって蹲踞まってるなら知らず、聊かでも頭角を出せば直ぐ列強の圧迫を受ける。白人聯合して日本に迫るというような事が今後ないとは限らん。それも圧迫を受けるだけなら、忍んで小さくなって辛抱出来ない事もなかろうが、圧迫が進んで侮辱となり侵略となったらドウする。国際公法だの仲裁条約だのというはまさかの時には何の役にも立たない空理空文である。欧洲列強間の利害は各々相扞格していても、根が同文同種同宗教の兄弟国だから、率となれば平時の葛藤を忘れて共通の敵たる異人種異宗教の国に相結んで衝るは当然あり得べき事だ」