Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ぎんがてつどうのよる

新編 銀河鉄道の夜

宮沢 賢治

Leggi 新編 銀河鉄道の夜 (ぎんがてつどうのよる) di Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 135.030 caratteri · 274 schermate

Aozora Bunko

「それでは王様は私共の王様をご存じでいらっしゃいますか。」

王はあわてて椅子を下って申しました。

「いいえ、それどころではございません。王様はこの私の唯一人の王でございます。遠いむかしから私めの先生でございます。私はあのお方の愚かなしもべでございます。いや、まだおわかりになりますまい。けれどもやがておわかりでございましょう。それでは夜の明けないうちに竜巻にお伴致させます。これ、これ。支度はいいか。」

一疋のけらいの海蛇が

「はい、ご門の前にお待ちいたして居ります。」と答えました。

二人は丁寧に王にお辞儀をいたしました。

「それでは王様、ごきげんよろしゅう。いずれ改めて空からお礼を申しあげます。このお宮のいつまでも栄えますよう。」

王は立って云いました。

「あなた方もどうかますます立派にお光り下さいますよう。それではごきげんよろしゅう。」

けらいたちが一度に恭々しくお辞儀をしました。

童子たちは門の外に出ました。

竜巻が銀のとぐろを巻いてねています。

一人の海蛇が二人をその頭に載せました。

二人はその角に取りつきました。

その時赤い光のひとでが沢山出て来て叫びました。