Classici giapponesi con furigana
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とりをとるやなぎ
新編 風の又三郎
Leggi 新編 風の又三郎 (とりをとるやなぎ) di Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 23.750 caratteri · 49 schermate
暗い細路を通って向うへ行ったら私の胃袋にどうかよろしく云って下さいな。」と云いながら銀色のなめくじをペロリとやりました。
三、顔を洗わない狸
狸は顔を洗いませんでした。
それもわざと洗わなかったのです。
狸は丁度蜘蛛が林の入口の楢の木に、二銭銅貨位の巣をかけた時、すっかりお腹が空いて一本の松の木によりかかって目をつぶっていました。すると兎がやって参りました。
「狸さま。こうひもじくては全く仕方ございません。もう死ぬだけでございます。」
狸がきもののえりを掻き合せて云いました。
「そうじゃ。みんな往生じゃ。山猫大明神さまのおぼしめしどおりじゃ。な。なまねこ。なまねこ。」
兎も一緒に念猫をとなえはじめました。
「なまねこ、なまねこ、なまねこ、なまねこ。」
狸は兎の手をとってもっと自分の方へ引きよせました。
「なまねこ、なまねこ、みんな山猫さまのおぼしめしどおり、なまねこ。なまねこ。」と云いながら兎の耳をかじりました。兎はびっくりして叫びました。
「あ痛っ。狸さん。ひどいじゃありませんか。」
狸はむにゃむにゃ兎の耳をかみながら、
「なまねこ、なまねこ、みんな山猫さまのおぼしめしどおり。