Classici giapponesi con furigana
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とりをとるやなぎ
新編 風の又三郎
Leggi 新編 風の又三郎 (とりをとるやなぎ) di Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 23.750 caratteri · 49 schermate
そしたら慶次郎が、ちょっとうしろを振り向いて叫びました。
「あ、ごらん、あんなに居たよ。」
私もふり向きました。もずが、まるで千疋ばかりも飛びたって、野原をずうっと向うへかけて行くように見えましたが、今度も又、俄かに一本の楊の木に落ちてしまいました。けれども私たちはもう何も云いませんでした。鳥を吸い込む楊の木があるとも思えず、又鳥の落ち込みようがあんまりひどいので、そんなことが全くないとも思えず、ほんとうに気持ちが悪くなったのでした。
「もうだめだよ。帰ろう。」私は云いました。そして慶次郎もだまってくるっと戻ったのでした。
けれどもいまでもまだ私には、楊の木に鳥を吸い込む力があると思えて仕方ないのです。