Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かえるのゴムぐつ

新編風の又三郎

宮沢 賢治

Leggi 新編風の又三郎 (かえるのゴムぐつ) di Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 41.031 caratteri · 84 schermate

Aozora Bunko

するとそこにはルラ蛙がつかれてまっ青になって腕を胸に組んで座ったまま睡っていました。

「おいどうしたのか。おい。」

「あらお父さん、三人この中へおっこっているわ。もう死んだかもしれないわ」

お父さんの蛙は落ちないように気をつけながら耳を穴の口へつけて音をききましたら、かすかにぴちゃという音がしました。

「占めた」と叫んでお父さんは急いで帰って仲間の蛙をみんなつれて来ました。そして林の中からひかげのかつらをとって来てそれを穴の中につるして、とうとう一ぴきずつ穴からひきあげました。

三疋とももう白い腹を上へ向けて眼はつぶって口も堅くしめて半分死んでいました。

みんなでごまざいの毛をとって来てこすってやったりいろいろしてやっと助けました。

そこでカン蛙ははじめてルラ蛙といっしょになりほかの蛙も大へんそれからは心を改めてみんなよく働くようになりました。