Classici giapponesi con furigana
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かえるのゴムぐつ
新編風の又三郎
Leggi 新編風の又三郎 (かえるのゴムぐつ) di Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 41.031 caratteri · 84 schermate
「ひばり焼げこ、ひばりこんぶりこ、」なんて出鱈目なひばりの歌を歌っていました。
そのうちに嘉ッコがふと思い出したように歌をやめて、一寸顔をしかめましたが、俄かに云いました。
「じゃ、うなぃの爺※ごぁ、酔ったぐれだが。」
「うんにゃ、おれぁの爺※ごぁ酔ったぐれだなぃ。」善コが答えました。
「そだら、うなぃの爺※ごど俺ぁの爺※ごど、爺※ご取っ換ぇだらいがべじゃぃ。取っ換ぇなぃどが。」嘉ッコがこれを云うか云わないにウンと云うくらいひどく耳をひっぱられました。見ると嘉ッコのおじいさんがけらを着て章魚のような赤い顔をして嘉ッコを上から見おろしているのでした。
「なにしたど。爺※ご取っ換ぇるど。それよりもうなのごと山山のへっぴり伯父さ呉でやるべが。」
「じさん、許せゆるせ、取っ換ぇなぃはんて、ゆるせ。」嘉ッコは泣きそうになってあやまりました。そこでじいさんは笑って自分も豆を抜きはじめました。
*
火は赤く燃えています。けむりは主におじいさんの方へ行きます。
嘉ッコは、黒猫をしっぽでつかまえて、ギッと云うくらいに抱いていました。向う側ではもう学校に行っている嘉ッコの兄さんが、鞄から読本を出して声を立てて読んでいました。