Classici giapponesi con furigana
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りょしゅう
旅愁
横光 利一
Leggi 旅愁 (りょしゅう) di 横光 利一 (よこみつりいち) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 576.941 caratteri · 1138 schermate
いざ事が起ればすぐさまこ奴らを叩き潰せ。」と叫びながら売っていた。
「日本のブルジョアというのが、ここじゃ二百五十もあるんだからな。そこへいくと日本はたった二つだ。たった二つならあんまり日本は貧乏すぎて、資本主義などと云えたものじゃない。」
「そんなら、まだ増やすのか。」と久慈はまた矢代を振り返った。
「そうだ。せめて百ぐらいにしないとここの文化には対抗出来ん。日本政府の一年の予算金額と、パリ市一年の予算額と同じじゃないか。これで資本主義がどうのこうのと云ったところで、ぶち壊す資本主義がどこにあるというのだ。日本は奈良朝時代から円心主義ばかりで来た国だ。その資本主義のない国で、左翼の論理を振り廻したところで、結果は弟が親や兄貴を叩き殺すだけになって来る。そんなことが、日本人に出来るわけのものじゃないよ。」
「日本が円心主義で来たとは、それやどこから出て来た意見かね。」
と久慈は炭酸ガスのむッと襲うメトロの入口を降りながら矢代に訊ねた。
「そんなことは歴史に出てるじゃないか。天皇がお寺を崇拝されると、お寺が寺領を沢山持つ。そうすると、これを藤原氏に縮小させられる。