Classici giapponesi con furigana
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さるかにかっせん
日本の神話と十大昔話
楠山 正雄
Leggi 日本の神話と十大昔話 (さるかにかっせん) di 楠山 正雄 (くすやままさお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 36.605 caratteri · 76 schermate
森の中で大将ぶんの熊がへいこうして金太郎の家来になったのを見て、そのあとからうさぎだの、猿だの、鹿だのがぞろぞろついて来て、
「金太郎さん、どうぞわたくしも御家来にして下さい。」
と言いました。金太郎は、「よし、よし。」とうなずいて、みんな家来にしてやりました。
それからは金太郎は、毎朝おかあさんにたくさんおむすびをこしらえて頂いて、森の中へ出かけて行きました。金太郎が口笛を吹いて、
「さあ、みんな来い。みんな来い。」
と呼びますと、熊を頭に、鹿や猿やうさぎがのそのそ出て来ました。金太郎はこの家来たちをお供に連れて、一日山の中を歩きまわりました。ある日方々歩いて、やがてやわらかな草の生えている所へ来ますと、みんなは足を出してそこへごろごろ寝ころびました。日がいい心持ちそうに当たっていました。金太郎が、
「さあ、みんなすもうを取れ。ごほうびにはこのおむすびをやるぞ。」
と言いますと、熊がむくむくした手で地を掘って、土俵をこしらえました。
はじめに猿とうさぎが取り組んで、鹿が行司になりました。うさぎが猿のしっぽをつかまえて、土俵の外へ持ち出そうとしますと、猿がくやしがって、むちゃくちゃにうさぎの長い耳をつかんでひっぱりましたから、うさぎはいたがって手をはなしました。