Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

せっしょうせき

日本の諸国物語

楠山 正雄

Leggi 日本の諸国物語 (せっしょうせき) di 楠山 正雄 (くすやままさお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 75.040 caratteri · 158 schermate

Aozora Bunko

三

しばらくすると、おじいさんとおばあさんは帰って来ましたが、なんにも知らないものですから、

「瓜子姫子、よくお留守番をしていたね。さぞさびしかったろう。」

といって、頭をさすってやりますと、あまんじゃくは、

「ああ、ああ。」

といいながら、舌をそっと出しました。

するとおもての方が、急にがやがやそうぞうしくなって、りっぱななりをしたお侍が大ぜい、ぴかぴかぬり立てた、きれいなおかごをかついでやって来て、おじいさんとおばあさんのうちの前にとまりました。おじいさんとおばあさんは、何事がはじまったのかと思って、びくびくしていますと、お侍はその時、おじいさんとおばあさんに向かって、

「お前の娘は大そう美しい織物を織るという評判だ。お城の殿さまと奥方が、お前の娘の機を織るところが見たいという仰せだから、このかごに乗って来てもらいたい。」

といいました。

おじいさんとおばあさんは大そうよろこんで、瓜子姫子に化けたあまんじゃくをおかごに乗せました。お侍たちがあまんじゃくを乗せて、裏の山を通りかかりますと、柿の木の上で、

「ああん、ああん、瓜子姫子の乗るかごに、あまんじゃくが乗って行く。