Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
あゆむ
日本プロレタリア文学集・23 婦人作家集(三)
戸田 豊子
Leggi 日本プロレタリア文学集・23 婦人作家集(三) (あゆむ) di 戸田 豊子 (とだとよこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 21.183 caratteri · 44 schermate
しかし、会が獄中への差入や家族の世話をやくために若いオルグを派遣して寄こした時、彼は出鱈目の革命的言辞を弄し乍ら、
「結局は階級的連帯性の問題です。お互に協力してやりましょう!」と言った。
しかし、オルグの松枝は個々の家族や、組合員を訪問してゆくうちに、何処も同じダラ幹の本性を嗅ぎつけてしまった。
「お宅へ会から送ったお米が届いたでしょうか?」
「いいえ。」という家が多かった。
「いいえ、家じゃそんなもん貰いませんよ。」無愛想に突っけんどんに答える内儀さんもあった。営養不良の眼を光らせ乍ら、荷札へ針金を通す手を一刻も休めなかった。背中を丸めた白髪頭の老婆と二人で内職をしていた。老婆は手が不自由らしく、生物でも掴む様な手付きで荷札を掴んだ。――
おふじの家へ廻った時、彼女はやせた胸を拡げて、文坊に乳を呑ませていた。丁度あのカットの女がそうだった様に、おふじの髪毛は油気もなくホーケ返っていた。
「あの暦みたいな薄っぺらな手帖を送ってくれた方でしょう、あれ、組合の木村さんが持ってっちまったんですけど――」
彼女は夫が未決へ送られてから、争議団が造った、灰皿や鍋類を分けて貰って、行商に出かけた。