Classici giapponesi con furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Leggi 日記 (にっき) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 2029 caratteri · 5 schermate
性格と性格との絡り合い。
――○――
おふくろは、柔い泥の中の石のようであった。柔かい泥にさわっているときそれはまるで柔いが一旦かたいものに石にさわると、人はもうそれの動かないこと、打ちやぶりがたいこと、母の本質はそこに凝固していることを感じるのであった。
○女中部屋
一人がこしかけ、おどろくような髪をとかしている。
一人が座ってぬいもの
冷蔵へ水をとりにゆくとねている母が、
「だれだいそこを歩いて行くのは」
と怒鳴った。自分トクに「お気の毒だったね」と云ったら水道のところで
「いいえもう……」
「馴れて居りますかい」
と大笑いをし、こっちへ来て、又女中部屋へゆくと、トク戸のところに水のビンをもって立って何か云っていたのが、私の来るのを見て一寸片手で押えるような形をした。自分そのまま下駄をはいて出て来たがその手つきがわすられず。――
mのこと
「対官憲の問題があるの」
「――それもあるの、
この間もってかれた時にね――……それ程のことじゃないけれど……。」
一旦言葉をきり
「死んでもかまわないって云うのが本当だということは分っているけれどね……私はそれはこまるんです」