Classici giapponesi con furigana
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きゅうぶんにほんばし
旧聞日本橋
長谷川 時雨
Leggi 旧聞日本橋 (きゅうぶんにほんばし) di 長谷川 時雨 (はせがわしぐれ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 158.045 caratteri · 322 schermate
八雲琴が素で、竹琴、一絃琴などが参酌されたものと思われる。九代目市川団十郎が『忠臣蔵』の大石内蔵之助で、山科の別れに「冬の恵」を奏で、また四国旅行の旅土産に、「三津の眺め」の唱歌をつくったので、一層評判になった。宣伝にも抜目はなかったのであろうが、通人である芦船は、求めずしてその道の人たちとも社交があったので、むしろ団十郎の方が、新しい思いつきとして、または自分の好きな道を舞台にとりいれたのかもしれない。片岡仁左衛門も大石をすると二絃琴を弾いたが、調子がととのわないのが耳についた団十郎もしきりに調子を直し直し、芝居が楽になったそうである。
二絃琴の調子は、糸がたった二筋だから単純でいて、そのくせ複雑だ。一体二絃琴の響は一間へだてた方が丸味をおびてよいものだが、しかし、それは弾手の耳と、趣味の深さ浅さによるは論をまたない。もともと小楽器で、小曲的なものに適しているのを、大きな合奏曲の真似までしようとしたところにほころびがある。最初のうちの作曲や歌詞は、それをよく知ってつくられているが、段々大物にしようとしたところに無理がある。
それは、芦船という人があまり器用すぎたのだろう。