Classici giapponesi con furigana
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めいあんよめもんどう
明暗嫁問答
山本 周五郎
Leggi 明暗嫁問答 (めいあんよめもんどう) di 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 20.984 caratteri · 43 schermate
「な、な、な」勘太夫は眼を剥いた、「なにを云う、冗談にしても聞き捨てならぬ。なにがゆえにこの勘太夫に逆心ありと申すのだ」
「では逆心のないという証拠を見せて頂けましょうか、女の操とて同じことでございます、このとおり潔白といってお眼にかける証拠はございません、けれど卑しい勤めをしたからというだけで、そのお疑いはあんまり悲しゅうございます」
「もういいもういい」勘太夫すっかりおどかされてしまった、「そのほうは顔に似合わぬ理屈を申すな、いずれにしても真偽は顕われずにはいないものだ、そのときまではその言葉を信じていよう、邪魔をした」
どれほどの性根があるかと探りを入れたら、思いがけぬ面を一本とられた、しかし即座に切って返した機智は褒めてやってもいいと思った。女の操、男の臣節、この二つの尊厳さに甲乙はない、お笛は巧みにそれを捉えて勘太夫に二の句をつがせなかったのである。……ぞうさであった、そう云って立った勘太夫は、いつの間にか、鉢の香物をすっかり平らげているのに気づき、照れくさそうに下へおりたが、ふとふり返ったと思うと、
「そのう、あれだ」