Classici giapponesi con furigana
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めいあんよめもんどう
明暗嫁問答
山本 周五郎
Leggi 明暗嫁問答 (めいあんよめもんどう) di 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 20.984 caratteri · 43 schermate
手際はりっぱな判官と申してもよかろう、正直に云うとわしまで事実と思ったからな」
「女の身であられもない、大切な肌をあらわに致したりしまして、なんとも申しわけがございませんでした、お慈悲でございます、どうぞお忘れ下さいますように」
「それを許すか許さぬは直二郎の考えひとつ、わしの関わるべきことではないようだ、しかし心配するには及ばぬぞ、女の操に瑾がつくかどうかの瀬戸際、あのような場合には例え秘すべき肌をあらわしても、あとくされのないようきれいに始末をつけるのが第一だ、これでそなたの潔白はゆるぎがない、こんどこそわしも安心することができたぞ」
「そう仰しゃって頂いて生き返りました、わたくし……苦労して来た甲斐があったと、嬉しゅう存じます」
「待て待て、やがてもっと嬉しい時が来るだろう」勘太夫はそう云って立った、「わしを父と呼ぶ日がな……」
お笛はとびつくような眼で勘太夫を見あげた。老人は片手で妙なしぐさをし、とつぜん照れたように顔をしかめながら、母屋のほうへ去っていった。
「お笛を娶ること承知致しそろ」と、勘太夫は江戸の甥へ手紙を書いた、「そのもと帰藩までには、親元なども定めて置くべく、祝言は来年初夏の頃と予定いたしておりそろ。