Classici giapponesi con furigana
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めいじかいか あんごとりもの
明治開化 安吾捕物
Leggi 明治開化 安吾捕物 (めいじかいか あんごとりもの) di Sakaguchi Ango (坂口 安吾) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 26.208 caratteri · 52 schermate
でしょう。彼は野良着で悠々と出て行きました。往復六里の野良道を歩くのには、夜とは云え、野良着の方が人の怪しみをうけないという考えもあってのことかも知れません。土蔵破りに相棒があったとすれば、彼を殺したのもその相棒にきまっています。なぜなら彼は穴を掘りつつある時に殺されたが、埋めるべき何物もそこに置き残されていなかった。彼の相棒ではない人物が彼を殺したのなら、埋める品物が何であるか知ることによって、彼の相棒の名が分るかも知れないし、相棒の存在が分らなくとも、彼の遺族が狙われたでしょう。たぶん彼の家にあるだろうと狙いをつけるにきまっている金箱のために。しかしそんなことよりも手ッ取り早く確実に犯人が誰であるかを物語っているのは、土蔵破りの場合と同じく神の矢が用いられたということで、そのように前もって神の矢や猿田の面の手筈をととのえ得るのは、その日定助がそこで穴を掘ることをあらかじめ知っていた人物でなければなりません。つまり彼の相棒以外に犯人を考えることは不可能なのです。オーカミイナリの祖神のミササギに金箱を埋めることは定助を納得させるに充分な理由があったでしょうが、そのミササギの中で定助を神の矢で殺すことは、相棒の口を永遠に封じると同時に土蔵破りの犯人をくらませる役にも立ち、定助殺しの犯人をもくらます役に立つ