Classici giapponesi con furigana
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めいじかいか あんごとりもの
明治開化 安吾捕物
Leggi 明治開化 安吾捕物 (めいじかいか あんごとりもの) di Sakaguchi Ango (坂口 安吾) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 22.829 caratteri · 45 schermate
いろいろ曰くがありそうだ。だが神通力といえども必ず裏には仕掛があってのことだよ。水芸や西洋手品と同じことだアな。虎のようにこれを魔力と見てかかっては、裏の仕掛は分らないぜ。お前の主観が邪魔になるが、オレの目にありのままの現実が見えるように、写真機の如くに語ってごらんな」
海舟は手をのばしてタバコ盆のヒキダシから、ナイフと砥石をとりだした。
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天王会は広大天尊、赤裂地尊という天地二神を祭神とする。この二神が宇宙天地の根元で、日本の神の祖親に当っているそうだ。この化身として世直しに現れたのが、別天王とよばれる世にも類い稀れな美貌の女、これが信徒の崇敬を一身にあつめる教祖なのである。
別天王は俗名を安田クミと云って、当年三十五、亭主もあるし、子供もある。貧乏なトビの娘に生れて、十四の年にタタキ大工の安田倉吉と結婚し、翌年一子を生んだ。それ以来、夫婦の行いを嫌い、天地二神の来迎を目のあたり見るようになったのである。一子は後に千列万郎と改名し、教会の二代目をつぐべき人となっている。
別天王の最初の信者になったのは亭主の倉吉である。裏長屋の自宅を教会に若干の信徒を集め、まもなくタタキ大工の倉吉が自分でたてた門構えの教会へ移り住んだが、そのころは若干の信徒だけに名が知れていたにすぎなかった。