Classici giapponesi con furigana
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めいじかいか あんごとりもの
明治開化 安吾捕物
Leggi 明治開化 安吾捕物 (めいじかいか あんごとりもの) di Sakaguchi Ango (坂口 安吾) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 23.645 caratteri · 47 schermate
そこでZはXへの仕返しに、他国から日本に安価な原料を世話した上、製紙、製油、製綿糸の大工業を起させようと企んだ。
Z国がこの秘密の相談を持ちかけたのは、総理大臣上泉善鬼の政敵で、次期政権の必然的候補者といわれている対馬典六であった。典六は善鬼の藩と対立する雄藩の代表的人物でもあった。そこでZ国の大使フランケン(この名もデタラメ。発音によって国名が知れるから、いい加減なのを選んだ)はひそかに典六をよんで、お前に五百万ポンド貸してやるから、大々的に製紙、製油、製綿糸事業をやれ、原料も製品の海外市場も世話してやる。けれども、政治家のお前がやるのは国際的に不埒な点があるから、表向きは実業家神田正彦の個人事業としてやらせろ。タンポはこれこれだが、これはお前が総理大臣になったとき、公式に借款契約したような書式にしようじゃないか、ともちかけた。
典六は大いによろこんだ。こッちから頼みたい話を先方から持ってきてくれたのだから、喜ぶのは当り前である。さッそく神田正彦をよんで話をつたえる。神田は加納五兵衛と対立して天下を二分する大政商、加納が上泉善鬼と結ぶに対し、対馬典六と結んでいる。